【電子限定!
秘密のセリフ入りネームを特別収録!
】BL臨界点!
人生投げ気味のヤカラ男×感情シェア天使――。
人生の光と闇を紡ぐ、はらだ史上、最も優しい物語。
趣味なし、友人なし、恋人なし。
生きる価値、なし。
惰性で毎日を送っていたコンビニ店員の幸紀(30代)は、うっかりチンピラに刺され瀕死になった折、遠のく意識のなかで、真っ白い羽の美しい「天使」を見た―――。
お迎えかと思いきや、その後すっかり完治して帰宅してみると、そこにはあの時の天使が…。
天使のふてぶてしい態度に戸惑いつつ、記憶もなく、飛べないというのを不憫に思い、天使をしばらく家に置くことに。
突然はじまった奇妙な同棲生活だったが天使との日々は、死んだように生きていた幸紀の心にある感情を芽吹かせて――。
あなたは、この関係をなんと名付けますか?デビューまもなく、自身が執筆した短編「止まり木」をセルフリメイクした意欲作!
コメント
ヤクザの仕打ちのシーンは、2回目で耐性ができていたので、素通りできた。
帯にBL臨界点とあったので1回目は、かなり警戒した。
作者が何を書きたかったかはわからない。
愛するとういことは、男女を越えて、性的な交わりも越えた先に存在することであると思った。
人を愛することは、一人だけでできることと思う。
その愛を相手と共有できた期間が少しでもあれば、残り人生、一人でも生きて行けるのではと思った。
>C評価
>米津玄師さんの、曲を用いたのはなかなか。
lemonは、死を悲しみ前に進む曲で、あるため共感はできた。
しかし、天使が女性であればこのことから、この物語がなぜ男同士の物語にしたのかが読めていない。
>再提出
>〆切 5月24日
>
>
>
>2019年5月20日(月) 3:46
>
>読了。
やくざの仕打ちにかなり落ち込んだ。
全体的に良い話であった。
イメージソングとして、米津玄師のレモンがあってると思った。
絵がうまいと思った。
エンジェル役が女性であれば、もっと感情移入をかなりできたかもしれない。
>
人に勧めやすい一冊が爆誕。
過去の読切を既読だとギャップに驚く。
こんなええ話にしてくるとは思わんやん。
はらだで泣くってこれまでなかったけど、かなりぐっときてしまったな。
やさしい世界。
さすが
ストーリーを読む作品なのでBL的萌えとかないけどめっちゃよく出来ています。
分かりやすい話が、たまにある BLだけど一般人が読んだらBLの概念が変わるタイプのBLです。
はらださんの作品は『心が軽くなる楽しさや明るさと人間の闇の底を掬ったヘドロを配合したすぐには死なない高品質な毒』みたいなところがままありますが、同じ工場でこんなプラトニック純愛も生産されている……? と息を飲んだのがこちらの作品です。
慣れた人には毒もオススメですが、『ワンルームエンジェル』こそ誰にでもオススメしたい。
BLではないけど素敵なお話
全体的にはほんわかだけど、要所要所で目を背けたい現実が出てくる。
最後はしんみり寂しいけど、あとがきでまたちょっとほっこりする感じ。
なんか、思ってたのと全然違ったはらだ作品で、ごっそり魂が浄化されてしまった気分です…泣いた。
センセの初コミックス『変愛』の中でも気に入ってた「止まり木」っていうお話があるんですが、それをセルフリメイクされていて、短編がとても分厚い長編になっていました。
人生投げてる30代ワンルーム暮らし×記憶を失った自称天使。
…「止まり木」では、HENTAIエロちっくな展開もありつつちゃんと愛が存在していたのでいいな~と思って読んでたのですが、こちらは長いお話の中で一切そういう場面が出てこないという、センセにしては異色の設定でした。
…こういうのもすごくいいです!
センセは濃厚HENTAIエロだけじゃない深い情感を描ける作家さんだと確信。
全ての気持ちを持ってかれました。
伏線の回収がとんでもなくすごい。
どんどんわからなかった事が繋がっていって、最後は愛しくて切なくて泣かずにはいられないけれど、悲しいんだけど、なぜかとても読後感が良いというミラクルです。
普通に描いたら暗くて悲惨で落ち込むような幸紀の生きざまを常にあたたかい目線で、時に脱力、時にくすっと笑わせてくれたりと、ほんとに読んでいて胸にじんとくるものがありました。
理不尽なことばかりで幸紀も天使も不幸な人生としか言いようがないのだけれど、その中で本当に欲しかったものを二人とも手にすることができたんだな…と感動。
優しさに包まれました。
最後はやっぱりそうだよねと悲しくさせられるけど、描き下ろしに癒されまくりです。
遠回しの表現だけど、そういうことですよね。
QRコードの特典がさらに胸にグッときました。
パスワードは読んでたら気がつきます。
必見!
カバー絵とカバー下の対比もこの話の大事なところを示してますよね。
脇キャラもインパクトあって印象的な人々ばかりでした。
特にあり沙はすごい~!
天使のお父さんも忘れられないキャラです。
やたもも、よるあさともつながってるのはリメイクしたからなのかな?
ともかく、はらだセンセのすごさを改めて実感したお話です。
余韻がすごくて言葉が出ない…でもこの本の魅力を伝えたい
ヤクザとか、殺しとか、自殺とか、見るだけで参ってしまう。
でも、普通に生きる人ならすぐに目を背けてしまうような環境にいる人でもみんな一人一人に事情があって、生活があって、心がある。
見た目がどんなにチャラくて、すぐに手を出してしまったり、堕落した生活を送っている人でも、こんなにも誠実な心を持っていて、人を思う心があるんだなあというのははらだ先生の作品で一貫して感じます。
今作は特にそれが強いのかなあ…と。
天使と不良(なのかな?)。
真反対に思えるこの2人は誰よりも近い。
BLという枠ではあるけど、社会に訴えかけるような力強いさがありますね…。
この春、社会に一歩踏み出した自分にはめちゃくちゃ考えさせられる一冊です。
普通に実写映画化してほしい…アニメじゃなくて、生身の人間と、実在するこの世界を映し出してほしい。
感動的。
個人的にこの作品は、BL枠を超えていると思いました。
ストーリー重視です。
はらださん作品なので、シリアスを保ったままダークな方向に終わるかと思っていましたが、そんなことは無く。
ネタバレ無しで読むのをおすすめ致します。
個人的には、受けの子と同じクラスの男の子がBLしてるところも読んでみたいと思ってしまいました。
はらださんは色んな角度からBLを描かれるので、毎回楽しませてもらってます。
はらだ史上、最も優しい物語。
泣きました、自分でもこんなに泣くのかってほど泣きました。
これはBL枠だけに収まってほしくない。
そのくらい素敵な作品です。
今のこの世にあってる気がしました。
オススメしたいBLナンバーワン
優しい気持ちがじんわり広がります。
きっと明日、私の目は腫れてます。
帯はBL臨界点突破
まさにその通りです。
過去作のリメイクですが、全然別物。
構成も演出も素晴らしかった!
人生の辛さも人間関係の温かさも全部詰まっている。
全年齢向け。
最後の最後のページまで含んで作品として完結していて、本という媒体を超越しました。